区分所有で大家になろうとする人が増えています。少額の投資で簡単に家賃収入を得ることができるため、サラリーマンなどにも人気が高く少額の資産を有効に運用しようとする人の間で人気が高まっています。
サラリーマン大家は甘くない
数百万という少額で気軽に始められることから賃貸住宅における収入と支出の内訳を余り理解せずに始めてしまう人も多く、思うように収入が得られなかったり、赤字になってしまい最終的に物件を手放さなければならなくなってしまうケースも多いので注意が必要です。
区分所有で空室だったら家賃収入なしのリスク
区分所有はマンションなどの一部屋もしくは複数部屋を購入し賃貸することで家賃収入を得るものですが、この際にまず注意しなければいけないのが空室リスクです。
マンションやアパートを一棟所有し賃貸する場合には、多少の空室があっても家賃収入は有るため、その収入の中でやりくりするなどの方法が有ります。
しかし、区分所有の場合には空室になった場合には収入の割合が非常に大きくなってしまう為そのリスクが非常に大きくなります。
特に一部屋の区分所有の場合にはその部屋が空室になってしまうとまったく収入が無くなってしまうことになり、固定資産税や維持費などの出費がかさんですぐに赤字となってしまうことになるため注意が必要です。
入居者のトラブルを1棟所有する大家と交渉のデメリット
また、入居者に対しても十分な注意が必要です。隣の部屋とのトラブルなどが発生した場合に、区分所有の場合には大家にも責任が有るためそのトラブルの解消に尽力しなければならず手間と費用が掛かることも少なくありません。
一棟所有ならばトラブルの両者を調整できるメリット
一棟を所有する場合には全体に大家として調整ができますが区分所有の場合には相手方に対してはその権限がないことからトラブルが起きやすいリスクが有ります。
区分所有はリスクや修繕も多い
区分所有は少額で始められることから非常に手軽に家賃収入を得ることができるものです。しかし、そのリスクも大きいためさまざまな状況を想定しておくことが重要です。