先物オプション取引とは決められた期日までにコールオプション(買う権利)やプットオプション(売る権利)を取引することです。
- コールオプション(買う権利)
- プットオプション(売る権利)
日経225オプションのレバレッジは1000倍
例えば、日経225オプション取引の場合、12月限の権利行使価格18000円でオプション価格(プレミアム)が50円の時にコールを新規買いします。
日経225オプションのレバレッジは1000倍ですので、50円の1000倍である5万円をコールオプションの売り手に支払います。
12月満期を迎える前に日経平均が18200円になったので、コールオプションの買い手が決済売りすると200円の1000倍である20万円からオプション価格5万円を引いた15万円の利益になります。コールオプションの売り手は逆に15万円の損失になります。
12月満期を迎えたときに日経平均が権利行使価格以上の18500円であれば、コールオプションの買い手は18000円で購入することができるので、18500円から18000円を引いた500円の1000倍である50万円からオプション価格5万円を引いた45万円の利益になります。コールオプションの売り手は逆に45万円の損失になります。
日経平均が権利行使価格以下の17000円であれば、コールオプションの買い手は18000円で購入すると大きな損失になるので、権利を放棄して、オプション価格5万円の損失になります。コールオプションの売り手は逆に5万円の利益になります。実際には、これらの利益や損失から取引手数料や税金がかかります。
100万円あるなら日経225オプション
先物オプションのメリットは買い手の損失がオプション価格のみで、利益に上限がないことです。
先物オプションのメリット
また、コールオプションの買い手は日経平均が権利行使価格より上がると利益になりますが、プットオプションの買い手は日経平均が権利行使価格より下がると利益になるので、先物オプションは上昇しても下降しても、予想が当たれば利益になります。