
チャート分析の基本であるローソク足。その中でも「いかり足」という形状は、相場の流れが変わる兆しとして注目される存在です。一見すると地味な形ですが、実は投資家の心理が色濃く反映されており、売りと買いの力が拮抗したことを示す重要なサインともいえます。この記事では、「いかり足」がどのようなローソク足パターンなのか、その意味や出現時の投資判断のヒント、他の足型との違いについて詳しく解説します。
いかり足とは何か?
いかり足とは、ローソク足チャートにおける形状のひとつで、上ヒゲと下ヒゲがほとんどなく、実体が非常に小さいことが特徴です。見た目はまるで「いかり(碇)」が海底に突き刺さっているかのように見えることからこの名前が付けられています。実際には、始値と終値の価格がほぼ同じで、ローソク足の胴体部分がほとんど存在しない「十字線」の一種です。
この形が意味するのは、売りと買いの力が拮抗し、どちらの方向にも大きく動かなかったということです。つまり、相場が迷っている状態を示しており、トレンドの転換点や相場の一服感を読み取る材料として用いられます。
なぜいかり足が重要なのか?
相場において、売りと買いのどちらかが優勢になると、その方向に値動きが生じます。ところが、いかり足のように始値と終値がほぼ一致しているということは、買いと売りが一日を通して拮抗したことを意味します。こうした状況は、これまでのトレンドに対して投資家が迷いや不安を抱いているサインと解釈され、トレンド転換の兆候となることがあるのです。
特に、上昇トレンドの終盤や下落トレンドの底値圏でいかり足が出現した場合、その後の反転を予想する投資家が増える傾向にあります。ただし、いかり足単体で判断するのではなく、前後のローソク足の流れや出来高、他のテクニカル指標と組み合わせて総合的に判断することが重要です。
いかり足についてよくある質問・Q&A
可能性はありますが、確定的ではありません。いかり足は「迷い」を表しているため、相場の転換点の“予兆”と捉えるのが適切です。転換の根拠としては、他のローソク足パターンや移動平均線などとの併用が望まれます。
「トンボ」や「トウバ」なども同じく実体が小さいローソク足ですが、それらは上下どちらかにヒゲが長く、相場の方向性に偏りが出ている点で異なります。いかり足はヒゲがほぼなく、中立的な意味合いが強いのが特徴です。
可能です。ただし短期トレードでは一つの足型に頼らず、1分足や5分足など時間軸を複数確認しながらの判断が求められます。
まとめ
いかり足は、ローソク足の中でも相場の“迷い”や“均衡”を象徴するパターンとして、テクニカル分析において重要な意味を持ちます。その意味を正しく理解し、他の情報と組み合わせて活用することで、売買判断の精度を高めることが可能になります。見逃しがちな小さなシグナルこそ、相場の本音が隠れていることを意識して、いかり足のサインを読み取る力を養っていきましょう。
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