オンキヨーとTCLと業務提携、欧州導入のハイエンドシリーズ、新コンセプトシリーズに共同開発した音質技術を搭載
TCL との業務提携商品が拡大、欧州導入のハイエンドシリーズ、新コンセプトシリーズに共同開発した音質技術を搭載
オンキヨー株式会社は、このたび、TCL Electronics Holdings Limited(TCL 电子控股有限公司、本社:中国広東省恵州市)傘下のグループ(以下、TCL)との業務提携(2018 年 4 月 10 日発表済み)に基づき、TV に関する共同開発を進めています。中国内での新コンセプト TV の発売開始(2018 年 8 月 20 日発表済み)に続き、ドイツ・ベルリンにて、8 月 31 日から 9 月 5 日まで開催される IFA2018 にあわせ発表された、8K QLED TV、4K QLEDTV(Living Windows シリーズ)に共同開発の音質技術が搭載されましたので、お知らせいたします。
当社は、TCL との業務提携により、業務提携商品であるヘッドホンやサウンドバー、ミニコンポだけでなく、他の AV 機器での協業を進めています。
2018 年 8 月 30 日(木) には、ドイツ・ベルリンで開催される IFA 2018(期間:8 月 31 日~9 月 5 日)にて、欧州市場向けに新しい TV シリーズが発表されました。ハイエンドの QLED 8K の X8 シリーズと、芸術的な生活をターゲットにした Living Window シリーズに、共同開発した音声技術が搭載されており、新コンセプトにふさわしい TV として最高レベルの ”音” をお楽しみいただける商品となっています。このように、”音質” と Onkyo ブランド を提供する協業の範囲が拡大を続けています。更に、Onkyo ブランドを提供するマーケティング活動との相乗効果により、欧州での Onkyo ブランド知名度の向上が期待できます。これにより、業務提携商品も含めた AV 商品の拡販になることを計画しています。
今後も、「あらゆる生活シーンにオンキヨーを」を目指し、協業を通じ、お得意先様の商品に「音」による付加価値をご提案してまいります。
■ 8K QLED TV X8 シリーズの概要
・ TCL 最初の 8K TV
・ 8K QLED TV (量子ドット液晶)
・ AI 機能搭載(Google Assistant / Amazon Alexa)
・ AI Soundbar built-in
・ FIBA Basketball World Cup 2019 Edition 有
・ 75v 型 / 65v 型 / 55v 型
■ TCL Living Window シリーズの概要
デザイン的嗜好が強いお客様向けのシリーズ。“Living Window” (リビングの窓)をイメージしたデザインに加え、AI機能が搭載された、家庭の中心/ハブとなる役割をもった新コンセプトの TV。
・ 画面サイズ:65 型 3 機種、55 型 1 機種
・ 4 種の革新的な外観(上記写真参照)
・ AI 機能搭載
・ 絵画アートギャラリー付属【関連リンク】
◆ TCL UNVEILS EXPANDED RANGE OF AI-ENABLED TV PRODUCTS AT IFA 2018
https://www.tcl.eu/en/news/tcl-consolidates-global-top-3-tv-position-in-first-half-2018-and-presents-art
ificial-intelligence-innovations-at-ifa-2018
◆TCL との業務提携の第一弾として、TV のハイエンドブランドである “XESS” シリーズに共同開発した音質技術を搭載に関するお知らせ(2018 年 8 月 20 日付)
https://www.jp.onkyo.com/news/information/topics/20180820_PR_TCL_XESS_TVs.pdf
◆海外でのヘッドホンや AV 事業を強化、TCL グループとの業務提携開始に関するお知らせ(2018 年 4 月 10 日付)
https://www.jp.onkyo.com/news/information/topics/20180410_PR_TCLteikei.pdf
◆オンキヨーのグローバルコラボレーション:
http://www.jp.onkyo.com/global/平成 30 年 8 月 31 日 オンキヨー株式会社
オンキヨーとDTS,Inc.との資本業務提携に関する契約の締結及び第三者割当による新株式の発行
Ⅰ.DTS 社との資本業務提携について
1.資本業務提携の理由
当社は、経営理念として「VALUE CREATION」を掲げ、世の中に驚きと感動を提供していくために、アンプ・スピーカー等ホームAV製品の生産、販売を行うAV事業、ヘッドホンやイヤホン等モバイル製品の生産、販売を行うデジタルライフ事業及び車載用、TV・PC用スピーカー等の生産、販売を行うOEM事業を展開しております。また近年においては、アライアンスを通じて当社の従来技術に他社の技術を融合させた製品やサービスを通じて新しい価値提案を行い、事業拡大を推進しております。
その中でも昨今注目を集めておりますAI(人工知能)対応製品となるスマートスピーカーの開発にいち早く取り組み、2017 年 11 月より日米欧で販売を開始し、新規事業分野の開拓を推進しております。さらに、当社では、テレビをはじめ、パソコン、調理家電、バスルームなど様々な機器へのスピーカーユニットや加振器による「音」の供給を国内メーカーのみならず、グローバル企業に対し進めております。それらの多様な機器・製品において、「sound by Onkyo」などのサブブランドを付すことも増えており、当社のブランドが付加価値を示すものとして高評価を得ております。今後は、それらあらゆるカテゴリの製品がAIや IoT に対応してつながることが求められる中、それらのソリューションとして、次世代製品AI、IoT を実現するための信号処理回路基板の開発及びその IoT モジュール化(部品化)を実現し、他社への販売(OEM 供給)も可能にすることは事業拡大に大きく寄与するものと判断しております。
一方、DTS 社は映画などの映像コンテンツにおける音声規格の分野で高い技術を有し、同社開発の音声規格「dts」は世界的に周知され、映画館のサウンドシステムや多数のホームシアター製品に搭載されております。また近年ではネットワークを活用した音楽再生を実現する「DTS Play-Fi」ではAIエンジンとの連携も実現しており、さらにはこれらの音声規格を搭載するための専用の音声処理回路基板をモジュール化し、多数のメーカーが製品に搭載しており、今後このようなモジュールにAI機能を搭載していきたいとの要望を持っております。
このような事業環境の中、当社は、当社AV事業の主要製品であるAVレシーバーにおいて「dts」「DTSPlay-Fi」など DTS 社開発の音声規格に対応していることなどから、製品開発を通じて DTS 社との関係も深く、両社技術の強みを融合することで、AIソリューション向け IoT 基板及びそのモジュール化の開発が可能と判断し、このたび両社で提携、協業していくことといたしました。
今回の両社の業務提携により、両社グループの技術力、ブランド力を融合して、各種AIソリューション向け IoT モジュールの共同開発を行い、新規市場の開拓を目指すことは両社事業拡大に大きく寄与するものと判断しております。そしてこの業務提携を着実に推進し、新規回路基板及びそのモジュール化の早期開発を実現するために DTS 社を割当先とする新株発行を行うことといたしました。2.資本業務提携の内容等
(1) 資本業務提携の内容
本提携の内容は以下のとおりです。
① AIソリューション向け IoT 対応信号処理回路基板・モジュール化の共同開発
② DTS 社による当社株式の保有
音響の老舗 オンキヨーの復活はなるか
オンキヨーは日本の音響を支えてきた老舗企業です。しかし、音響は参入が容易であり、特別な付加価値をつけにくく、価格競争に負けてオンキヨーの存在価値が薄れてしまってきています。
このあたりで起死回生してほしいですね。