2405 株式会社フジコー は 未利用資源の利活用をキーワードに注目
株式会社フジコー(銘柄名:FUJIKOH 証券番号2405)FUJIKOH COMPANY., LIMITED
2015年5月12日のフジコー
時価総額 23億 、 株価 606円
関心が高まるエコ・リサイクル分野のニッチ分野で注目!
現在の日本は高度経済成長で一気に作られたインフラや建造物が更新時期です。また景気回復で消費も増大傾向にあります。
こんな中で、社会では当然ながら「建設・生産・製造」系に光が当たりますが、実際には「処理・廃棄・処分」に無限大の需要があります。
この需要は単に「捨てたい」というだけでなく、自然環境に配慮して処理するという部分が世界のニーズとなっています。
食品系リサイクル事業
大量に排出される食品残渣は、それぞれの排出された地域の地方自治体が管理する清掃工場において焼却処分もしくは最終処分場への埋立処分が主流ですが、これらを資源として利活用する試みをしています。
建設系リサイクル事業
住宅・建築物の分野における、 我が国経済 は、昭和 30年代の戦後復興期、昭和40年代の高度成長期を経て現代まで、経済規模は大きく拡大してまいりました。今後、同年代の建造物が更新期を迎え建設系の廃棄物排出量が増加するものと予測されております。現代社会においても首都圏を中心とした建造物の増加がいずれ更新を迎えるであろうと考えております。
住宅・建築物の分野から排出される廃棄物は、廃棄物としての基準や再生利用に係る基準の明確化や、建設資材の再生利用促進が始まっております。しかしながら最大の課題は、廃棄物の適正処理を行う施設の不足であると考えております。今般、日々報道されている廃棄物の不法投棄問題は、適正処理を行う廃棄物処理施設の建設においても疑念を抱く結果となり、廃棄物処理施設の不足が新たな不法投棄を生むという悪循環を生じさせているのが現状であると考えております。
バイオマスガス化発電、焼却処理、破砕処理、熱分解処理 に取り組んでいます。
フジコー社長挨拶から
企業情報 – 「住まいと環境を守る」バイオマスと環境リサイクルで、豊かな循環型社会創造に貢献する-株式会社フジコー-
未利用資源の利活用を事業化することにより循環型経済社会の構築に貢献する
株式会社フジコーは、白蟻防除工事からスタートし、現在の主力事業であります廃棄物処理・リサイクル事業に到るまで社会的に意義のある事業領域において、経営理念に基づいた事業活動を心掛けてまいりました。 現在、世界的に関心の高まっている環境問題。その中でも廃棄物処理の分野において、建設廃棄物の処理における法的手続きをはじめとする様々なノウハウと経験を生かして、食品循環資源のリサイクルという新しい事業分野を開拓しております。
今後は、廃棄物をエネルギー資源として利活用を行う事業を拡大することにより、循環型経済社会の構築に貢献してまいりたいと考えております。廃棄物処理に関する事業性の追求によって、常に新しい技術を生み出し、規模は小さくとも高い付加価値をもって社会に貢献していくことが基本方針であると考えております。
今後、大手企業や各種リサイクル技術を持った異業種の参入が見込まれ、産業としての認知度の高まりと社会的な信用力の向上により、新しいサービス産業として発展していくものと予想しております。
未利用資源の利活用をキーワードに、新たなリサイクル事業へ取り組み、存在意義の高い事業展開と企業価値の向上を追求してまいりますので、今後とも格別のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
どんな会社でどんな業績なのか、今後の展望は説明会を動画配信中。
平成27年3月7日(土)ひろぎんウツミ屋証券立町ビル9Fホール(広島県広島市中区立町2-30広電立町電停前)にて個人投資家向け会社説明会(広島ブリッジサロン)を開催いたしました。
株式会社インベストメントブリッジの株式投資・IR情報サイト「ブリッジサロン」にて動画を配信しております。
平成27年3月7日(土) 株式会社フジコー個人投資家向け会社説明会
フジコーの関連施設
事業所・工場白井事業所(千葉県白井市)
・建設系廃棄物処理施設
→アクセスマップ
白井再資源化センター(千葉県白井市)
・食品系廃棄物処理施設
→アクセスマップ
鉾田ファーム(茨城県鉾田市)
・養豚施設
白蟻解体工事(千葉県白井市)
→アクセスマップ
相模原営業所(神奈川県相模原市)
・白蟻工事関係会社株式会社遊楽ファーム(千葉県白井市)
・有機農産物の生産販売
今後のポイント
もともとは白蟻駆除や、白蟻被害に伴う解体などが本業だった会社ですが、明らかに業態は変化して生きています。
景気回復で建設系企業が好調ですが、その裏で解体も進んでいて新しい街が作られています。
しかも、これから先、建設もそうですが老朽インフラ問題で解体や修繕も増えることは確実です。
同じように食べ物も景気が良くなると捨てる量も増えてきます。
食べものを飼料や発電に使用するとなると、費用対効果が悪くなかなか参入したがらないところですが、こちらでもフジコーはノウハウを活かしています。
今後の方針として、バイオマス発電、電力小売事業、飼料化事業などへの事業展開に注力する旨が説明会で発表されています。
どれも、ただ木を切って発電というものでなく、材木業者の木くずや虫食いのあった材木など、本来ゴミになってしまっているようなものを利活用です。
特に平成 28 年初頭の営業開始を予定している森林資源を活用した木質バイオマス発電事業に対しては、岩手県からの補助金 421 百万円の入金があったことがIRされています。
エコな社会という貢献性の高い事業と実績で、自治体との協業も進んでいき、環境に優しい日本、アジアの創造を期待しています。