3623ビリングシステムはBtoB(企業間取引)の縁の下の力持ち

ビリングシステムは、インターネットを使った決済システムを事業の中核としています。

以下は、ネット上に公開されている情報から、私の調べた範囲の情報ですので、自己責任で参考にしてくださいね。

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ビリングシステムはフィンテックなの?

事業について、一般の人に分かる部分ではコンビニ決済などですが、ビリングシステムの事業は中身にあるため見えにくいのです。

フィンテック協会にも加盟しており、フィンテックの中心にいると考えてよいかと私は思っています。

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リアルタイム入金・クイック入金はお客様からの銀行振込を24時間リアルタイムで

ネット系証券の8割近くが同社のシステムを利用しており、FXでは大半が同社のシステムを裏側では使っているのだそうです。(ホームページで60社以上の証券、FX、商品先物会社等がご利用と書かれています)

これは証券会社などの口座と銀行のインターネット・バンキングシステムをビリングシステムが繋ぎ、リアルタイムに送金するというもので、実は多くの障壁を乗り越えている画期的なサービスです。

証券取引していれば目にするかと思いますが、「クイック入金」を利用すると、その手数料を証券会社がビリングシステムに支払うという流れです。どこにもビリングシステムなんていう言葉が無いので気付きませんよね。

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e-JIBAI 決済サービス 全国の損害保険代理店からの自賠責保険料を一括とりまとめ

損害保険業界が共同運営するe-JIBAIシステムと、ビリングシステムのシステムを接続し、日本全国からの損害保険料の送金をとりまとめを行っています。

自賠責共同システムe-JIBAI - Nomura Research Institute

ITソリューションフロンティア 2005年6月号

ビリングシステムの役割

決済プラットフォームからインターフェイスを金融機関へのインターフェイスに変更する機能

e-JIBAIからの精算データを金融機関へ接続、各社ホストへ収納データ送信

e-JIBAIは、集金にかかるコスト・業務負荷を大きく軽減したフィンテックの先駆け、NRIが運営、日立が開発

銀行マンだった社長はEDIネット振込のシステム開発に携わり、銀行を一元管理できる仕組みが必要と感じ起業したとのことです。

フィンテックを先見的に捉えていたのでしょう。

ビリングシステムの経営陣

株主にも名を連ねていますが、エヌティティデータも出資しており、取締役には同社の方も入っています。

先に書いたように、社長は商社、メーカーなどの大企業を対象に、決済を一元化・効率化するサービスに携わり、顧客は取引銀行ごとではなく、銀行の共通機能としてすべての銀行の決済に適用することを求められて今のビリングシステムの形ができて生きたことが述べられています。取締役は、三井銀行から異動、さくら情報システムなどへ出向等を行ってきた方も入っており、金融に長く籍を置く方々のようです。

参照 ビリングシステム[3623] - 役員 | Ullet(ユーレット)

第8回 「続けてきて良かった」 ビリングシステム(3623・M) 江田敏彦社長

経営コラム | 事業繁栄のための経営セミナー・社長セミナー/日本経営合理化協会

興味深かったのは「知らないうちに使っている!」のキーワード。

同社はインターネットを使った決済システムを事業の中核としている。

ネット系証券の8割近くが同社のシステムを利用しており、FXでは大半が同社のシステムを裏側では使っているのだという。

つまり普段何気なく行っている証拠金の異動などが同社のシステムで回っているということ。

個人向け対象のリテールではなくBtoB(企業間取引)の企業だけに見えにくいが縁の下の力持ちといった印象である。

しかもお金の移動(入金・支払い)のない企業はないので、日本中の企業がターゲットになりえるとの話。

日本の決済サービスの利便性向上を目指す社長

会社情報 - 代表挨拶 | ビリングシステム株式会社

平成27年1月      代表取締役 江田敏彦

既存のサービス内容を再確認し、サービスの見直し、機能のレベルアップ、再構築を図る
・クイック入金  : 本人確認サービスの拡販と共通番号(マイナンバー)制度の取組
検討/開発
・収納代行    : 口振機能のレベルアップとスマートフォンソリューションによる
払込票新サービスの開発と展開
e-Jibai収納サービスの更改、及び、同スキームの他業態への展開
・振込代行    : 振込代行サービスの機能拡充と拡販、共通番号(マイナンバー)
制度へ取組検討/開発
・公共料金支払代行: サービス拡充と拡販推進
・ファイナンス取次: 提携金融機関の拡大
② 対象業種を絞ったソリューションの構築を図り、顧客数の増加を図る
・教育/試験    : 学生証/学食/大学生協/等と連携した決済サービスの検討/開発と
スマートフォンソリューションの研究/開発並びに、入試支援等の決済
業務支援サービスの推進
・医療/介護    : 診察券/診療費/調剤薬局/等と連携した決済サービスの検討/開発と
スマートフォンソリューションの研究/開発
③決済とマーケティングのハブソリューションとなるスマートフォンサービスの確立を図る
 ・運営の為の業務フロー、運営体制、システム基盤の確立
・利用するサービススキーム/ソリューションの開発/構築と実例展開
・サービス拡大の為の企業連携

ビリングシステムと業務提携のPowa Technologies社は、ヨーロッパで最も価値あるベンチャー企業10社にランクイン

ドイツのメディアがPOWA社をヨーロッパで最も価値あるベンチャー企業10社に選出!

2016年01月06日 10:56

パワ研では、今年もPowaTag(パワタグ)、PowaPOS(パワポス)など、POWAに関する最新のホットニュースをお伝えしていきますよ!

今年、最初の情報はドイツのベンチャービジネス専門ニュースサイト「Gruenderfreunde.de」の記事をご紹介したいと思います。

こちらのサイトでは、 Dow Jones Venture SourceやWall Street Journalなどのデータベースを基に欧州のベンチャー企業を調査し、”ヨーロッパで最も価値あるベンチャー企業10社”の企業価値ランキングを発表したのですが、Powa Technologies社は企業価値270億ドルで、第5位にランクインしています!

資本・業務提携先 MPayMe Limited 社がPowa Technologies社と合併しZNAPがPowaTagに、スマホ強化

MPayMe、ビリングシステム株式会社との戦略的業務提携を発表

2013-05-28 プレスリリース発表元企業:MPayMe

MPayMe、ビリングシステム株式会社との戦略的業務提携を発表、日本にて共同でznapモバイルアプリケーションを展開!
2013年5月24日、モバイルビジネスでグローバル展開を目指すMPayMe は、日本における決済支援、コンサルティングサービスのリーディングカンパニーである、ビリングシステム株式会社との戦略的業務提携を発表いたしました。
これにより、MPayMe の提供するznap アプリケーションが、追加のインフラなしに、ビリングシステムの決済プラットフォームと統合されることになります。まさに日本のモバイル決済市場に革命を引き起こすこととなるでしょう。

ビリングシステムは MPayMe Limited と資本業務提携をしていましたが、Powa Technologies Group PLCと合併することになりました。

平成26年6月13日 当社資本・業務提携先 MPayMe Limited 社の合併に関するお知らせ

ビリングシステムは、いろいろなお金の流れに決済システムをくっつけられる

ビリングシステムは、基本的に収納担当をしています。PowaTagの収納担当はビリングしか発表がないようなので、実質的にPowaTagの取引量が増加すれば、その手数料がビリングシステムに入ってくるというモデルです。

最近はPontaカードを運営するロイヤルマーケティングからカード決済代行事業を継承子会社化して、支払いのバリエーションと顧客を拡大中。

ビリングはシステム、日本国内でPowaのスマホ決済の取引が増えればビリングに◎

ビリングシステムは、早くて便利で低コストなお金の流れを作ってます。

PowaTagはヨーロッパを中心にかなり利用者が増えています。昨年はPowaが中国ユニオンペイである銀聯カードと提携したことで、ビリングシステムも銀聯カードに対応しサービス提供を始めました。

ビリングシステムからのニュースでなくても、PowaTagのニュースや銀聯カードのニュースなど、対応するものがビリングにどんどんプラスに働くローンチが組まれています。

PowaTagは日本人でも知っているコストコの法人向け、オロビアンコ、Xbox One上でPowaTag(パワタグ)を使ってショッピングができるようになったり、

飲食店でも少しずつ・・・

ZNAPが使える魚がおいしいお店「和食 さんしん亭」に行ってきました。

埼玉県大宮にある癒しの飲み屋「三洞」でPowaTagの利用がスタート!

スマホはなんでもこなしてしまう、敢えてレジやカード決済端末を使う時代が終わりつつあり

従来使われている会計のために特化したスキャナとインターフェイスを持つPOSレジは、コンビニやスーパーなどではどうしても必要かと思います。

ただ、飲食店や数点だけの買い物の時には大げさな端末を導入する必要は無くなってくると予測しています。

社長も挙げていますが、病院、薬局、学食、受験料 などは、付加情報と決済がセットだとありがたいですし、順番待ちは問題なのでバーコードで手軽に決済できて越したことは無いです。

そんな世の中が近づいてきている気がして、少しワクワクしますね。

参考: ビリングシステム 2015年8月27日開催 第2四半期決算説明会資料 (2,526 KB)

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