信用買いの投資家が度重なる株価下落に耐えられず「追証」が発生すると儲かる追証関連銘柄
このブログでも紹介しておりますが、3623ビリングシステム は、証券会社など向けの「クイック入金(リアルタイム入金)」システムを業界スタンダードに近いシェアで提供しています。(ホームページで60社以上の証券、FX、商品先物会社等がご利用と書かれています)
委託保証金が一定水準以下になると求められる「追証」
信用取引の委託保証金には「最低保証金維持率」が定められています。これは信用取引をしている金額に対して、最低でも常にこれだけは維持しなければならないという保証金の割合のこと。代用有価証券が値下がりしたり、信用取引をしている銘柄に含み損が生じたりした場合、委託保証金がこの「最低保証金維持率」を保つために必要な額を下回った時には不足分の保証金が追加で必要になります。これが追証です。追証は翌々営業日の15:30までに入金もしくは建玉の決済による追証の解消が必要となります。建玉決済による追証に関しては、建玉の20%を追証の返済にご利用いただけます。
追証が発生すると、みんなこぞってクイック入金せざる得ないため、3623ビリングシステムのサービスを利用するという流れになるのです。
クイック入金はあたかも証券会社が提供しているサービスに見えますが、実はビリングシステムが陰で動いている・・・
実際、ビリングシステムが 2015/11/10 に発表した「平成27年12月期(連結・個別)業績予想の修正に関するお知らせ」では以下のように記述されています。
第3四半期連結累計期間の業績につきましては、クイック入金サービスの売上高が、本年 8月に発生した世界同時株安に起因する株価の乱高下や急激な為替変動の影響により、取次件数が見込みを大きく上回りました。
年明けからの暴落も3623ビリングシステムにとっては業績にポジティブな要因となる可能性が高いです。
オットーグループがモバイル通販強化でPowaTagと提携
さて、ビリングシステムが提携しているPowaTagのニュースが多数出てきています。その中でも大きなニュースは、世界第2位の通販会社、OTTOグループとの提携です。
オットーグループがモバイル通販強化でPowaTagと提携
2016年1月15日 共同通信JBN
AsiaNet 63101 (0060)
【ハンブルク(ドイツ)2016年1月14日 PR Newswire=共同通信JBN】
*世界第2位のオンライン通販企業が消費者により大きなアクセスを提供するため先駆的モバイル・コマース・プラットフォーム採用へオットーグループ(Otto Group)は14日、現代小売市場での地位を確保、強化するためPowa Technologiesと提携すると発表した。この提携によって、オットーグループの数百万の顧客はオンライン、店頭、出先で迅速かつ簡単に同社ブランドを購入、接触することが可能になる。mCommerce(モバイルコマース)売上高は今後2年以内に年間6260億ドルに達するとみられており、この無料モバイルアプリによってユーザーはQRコード、ビーコン、音声信号などのトリガーやソーシャルメディア上のリンクを通じて直ちに購入を完了することできる。
ビリングシステムは、2013年にPowaと合併する前のMPayMeと業務提携し、当時のZNAP(現PowaTag)の決済システムを担当するとともに、戦略的に連携していく体制を取ったと発表されています。
2013-05-28 財経新聞 MPayMe、ビリングシステム株式会社との戦略的業務提携を発表
その後、MpayMeはPowa Technologies Group PLCに合併されましたが、業務提携は引き継がれている状態です。
オットージャパンは国内で通販展開、売上高111億・・・
オットージャパン15年2月期/営業損失5・6億円/売上減少、広告費の増加で
アパレルの通販を手掛けるオットージャパン(本社東京都、ベルンハルト・シェフラー会長兼社長兼CEO)の15年2月期決算は、営業損失が5億6600万円だった。主力ブランドの顧客数減少で売上高が減少したほか、ネット関連の広告宣伝費を増額したことが影響した。
売上高は前期比2・2%減の111億500万円だった。レディースファッションブランド「FABIA(ファビア)」と、他社の通販事業を支援するフルフィルメント事業はともに、前期比20%以上の増収を達成。しかし、主力ブランド「OTTO(オットー)」は顧客数の減少で同11%の減収となった。
売上原価率は同3・2ポイント上昇の52・8%。売上総利益率の低いフルフィルメント事業の増収が全体の原価率を引き上げたほか、「ファビア」の新規顧客獲得を目的として比較的採算の低い商品を投入したことが響いた。
ただ期末在庫が同12%減少し、在庫処分の減少と処分による採算が向上したことで、「オットー」および「ファビア」の商品全体では同1ポイント弱の原価率改善となっている。
売上高販管費率は同1・5ポイント増加の52・3%だった。販管費の増加要因は、「ファビア」の新規顧客獲得を狙い、ネット関連の広告宣伝費を増額したためだ。
営業外収益1億6000万円を計上したことで、経常損失は4億1100万円。繰延税金資産を取り崩したため純損失は6億5700万円だった。引用:2015/06/15 日本流通産業新聞オットージャパン15年2月期/営業損失5・6億円/売上減少、広告費の増加で
OTTOでPowaTag経由で売り上げが上がると、収納はビリングシステム?
これについて真相はこれから明らかになってくるでしょうか・・・
同様のPowaとコストコの連携のときにはIRが出ました。
⇒ スマートフォン決済サービス「PowaTag」 ~コストコにおける法人会員向け支払手続きの合理化プロジェクトについて~
さて今回のOTTOの収納を行っていくのでしょうか。開示されないとわかりませんが、パワタグの知名度と採用実績は向上してますので引き続き期待です。
モバイルコマースアプリ「PowaTag」の国内取引総額が10億円を突破(Powaテクノロジー)
ペイメントナビ 2015年12月15日22:53
英国・Powaテクノロジー(日本法人:Powaテクノロジー・ジャパン)は、同社が提供するモバイルコマースアプリ「PowaTag」(パワタグ)の日本国内の総取引額が 2015年11月末時点で 10億円を突破したと発表した。日本での本格的な事業展開を開始した9月からの3カ月間は特に増加しており、月間取引額は2億円を越えているという。小売や飲食、ファッション、食品・飲料等の業界が関心を示しており、現在50社を超える企業がPowaTagを導入しているそうだ。
資本・業務提携にある Powa Technologies PLC(Group CEO: Dan Wagner)・・・
Powaは上場の話題もたまに出ていますね。。。
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