- フィンテックの何でも屋ビリングシステム(3623)、PayB(ペイビー)アプリでキャッシュレス!
- ビリングシステムについて過去の記事
- Pay B(ペイビー)が決済を統合する!?
- おサイフケータイはドコモのみ
- Apple PayはMVNOも利用可、機種・通信事業者に依存しないというメリット
- ビリングシステム PayB(ペイビー)はApple(iOS)でもAndroidでも可、もちろん通信事業はどこでも!
- ビリングシステムが投資したPowa Technologies Group PLCが経営破綻
- PayBのリアルタイム決済は決済を変えるかも…
- ペイビーは使い方いろいろ、故に導入には情報リテラシーが求められるかも…
フィンテックの何でも屋ビリングシステム(3623)、PayB(ペイビー)アプリでキャッシュレス!
3623ビリングステムのマルチスマホ決済サービス、ペイビーのリリースがありました。記事にしていますが、まだ情報から十分な理解を得ているわけではありません、また公式に確認したものではありませんので、情報は各自個人責任で…
ビリングシステムについて過去の記事
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Pay B(ペイビー)が決済を統合する!?
さて以前にもフィンテックの目立たぬ存在として紹介したビリングシステム、提携先で有力とされていたPOWAが破たんした影響で失望売りに暮れていました。
しかし、ビリングシステムが積み上げてきたノウハウと、POWAとの提携出資で得た知見やサービスが糧となり、自社でペイビーというマルチ決済アプリを作ってしまいました。
これはクレジットカードを登録しておけば、バーコードやQRコードを利用してあらゆる決済をスマホで完結できるという優れものです。
アプリのリリース日は決まっておりませんし、ホワイトラベルの具体的な提供先も開示されていませんが、このシステムなかなか魅力的ではないかと感じています。
これからの社会、ガラパゴス化をするサービスは大衆向けとしては普及しにくく、壁がないことが重要となると考えられます。
ビリングシステムのペイビーは、iOS・androidどちらもアプリがあり、フィリカポートがなくてもカメラがあれば基本的には可能という機種を選ばない利点があります。
ビリングシステムが提供ということだとなかなか利用者が増えにくいと思いますが、ホワイトラベルで有名企業や信頼ある小売店、医療法人、通信会社などがそのブランドでサービスを提供し始めたときは爆発的に利用者が増えることが予測されます。
利用者が増えると、ビリングシステムを通したお金の流れは増大し、たとえわずかな割合の手数料でも利益に大きく寄与する可能性があります。
ビリングは最近、ビックカメラと提携を発表しましたが、中国人などの爆買いをWechat PayやQQウォレットなどで買い物すると数万を一気に使っちゃったりします。
その決済のごくわずかですがビリングシステムが抜きます。ビリングシステムの稼ぎ頭である証券会社向けの即時入金(リアルタイム入金)でもそうですが、ストックビジネスのようなものです。
おサイフケータイはドコモのみ
さてモバイル決済サービスとして日本で最も有名なのはドコモが搭載したおサイフケータイです。スマホが広まる前のガラケーの時代からありました。
スイカ、ナナコ、エディなど様々な電子マネーが使えます。ただし、ドコモの通信契約がないと使えないというデメリットもあります。
いろいろな電子マネーがありますが、それをまとめているのがおサイフケータイです。
モバイルSuica、フィリカがないとできない
さて日本でも多くのユーザーがいる電子マネーにモバイルスイカがあります。
これもFeliCaを利用したタイプなので、利用できる機種が限られてきます。日本のメーカーでDocomo・au・ソフトバンク向けならほとんどの機種についています。
Apple PayはMVNOも利用可、機種・通信事業者に依存しないというメリット
アップルペイは最近話題です。アップルペイもリアルな場面で利用する場合にはFeliCaを使います。
ネット上の支払いなどでは、ただアップルペイを選ぶだけです。
おサイフ携帯はSIMカードと機種本体にも情報を関連付けていました。セキュリティー面を考えるともしかしたらこれも一理あるのかもしれませんが、今度はこれだとモバイル端末からの支払いでしか使えません。
アップルペイは、スマホでもパソコンでも使え、機種変更でも情報を移すということをしないで移せるという点で利便性があります。
ビリングシステム PayB(ペイビー)はApple(iOS)でもAndroidでも可、もちろん通信事業はどこでも!
ビリングシステムのペイビーは汎用性が非常に高いです。
支払いはクレジットカードだけでなく、プリペイドカードやデビットカード、口座振替もできるようです。
どのような形になるかはアプリがリリースされてみないと不明な点もありますが、アップルペイよりもカバーする範囲が広い可能性があります。
ビリングシステムが投資したPowa Technologies Group PLCが経営破綻
パワ社は、ロンドンのフィンテック業界では名の知れたベンチャー企業だった。主力の「PowaTag(パワタグ)」は、米アップルの「ApplePay(アップルペイ)」に似た仕組みを持つ決済サービスだ。利用者はアプリをスマホにインストールし、クレジットカード情報を事前に登録しておく。一方、パワ社と提携した店舗は商品ごとにQRコードを添付。これを利用者がスマホのカメラで読み取ることで商品を購入できる。
さらにQRコードだけでなく商品画像や音声なども認識可能で、例えば雑誌広告に掲載された商品画像をカメラで読み取り、そのまま購入するといったことができる。様々な手段で消費者に商品を訴求できることが売りだった。
ビリングシステムはこのPowaTag(パワタグ)の金融部分を日本で担当する事になっていて、出資もしていたのだ。
ただ、今年3月にPowa Technologies Group PLC(パワ社)が電撃経営破綻という
平成28年11月24日
スマートフォン決済サービス「Pay B」サービスリリースおよび 関連機能の特許取得に関するお知らせ
1. 「PayB」のサービス概要 PayBはスマートフォンをベースとした統合決済プラットフォームです。お客様は、スマートフォンにダ ウンロードしたPayB(ペイビー)アプリから、店頭決済、払込票・請求書の決済、電子カタログショッピ ング、寄付、小口会員決済など多様な決済機能・オーダー機能をご活用いただけます。 PayBの加盟店は、新たな専用機器を導入することなく、既存のスマートフォン、タブレット、PCなどを 用いてお客様のお支払やご注文を受け付けることが可能です。 これらの決済は、スマートフォンアプリとリンクしたクレジットカード、又は、銀行口座(リアルタイ ム口座振替/即時口座振替)をベースに行われ、お客様はキャッシュレスでお支払やご注文が完了します。
PayB(ペイビー)は、以下のような機能を備えた多目的決済ソリューションです。
店頭決済
PayB加盟店アプリを用いて店舗側が提示するQRコードを、エンド ユーザ(消費者)用PayBアプリで読取ってお支払。
払込票・請求書決済
払込票の既存バーコードをPayBアプリで読取ってお支払。請求書上のQRコードにも対応。
電子カタログショッピング
PayBアプリ内のカタログから商品・サービスを選択してお支払。
スタジアム内オーダー
サッカー・野球等のスタジアムで、飲食物やグッズを座席からオ ーダー。
店内オーダー
カタログから選択して飲食物等を店内オーダー。
デリバリー・オーダー
宅配、デリバリー、ケータリングをPayBアプリからオーダー。
テイクアウト・オーダー
お弁当、軽食などのお持ち帰りをPayBアプリからオーダー。
チケット販売
各種チケットの購入もPayBアプリから。入場者の消込みにも対応。
寄付
各種の寄付をスマホからワンタッチで。
会員小口決済
病院、介護施設、学校、サークルなど定期・不定期の小口のお支払をスマホから(特許出願済 ※2)。
電子クーポン
お店が発行した各種のクーポンを自動適用。
加盟店のメリット
PayBは加盟店にとって以下のようなメリットがあります。
■ 新たな機器の購入は不要
PayBは、既存のスマートフォンやタブレット(i-Pad等)、PCがあれば、PayBのサービスを開始でき ます。新たな専用機器等を購入いただく必要はありません。
■新たな販売チャネルの開拓
PayBの電子カタログショッピング機能をご活用いただき、ここに商品情報を登録するだけで、ネット販売サイトを新たに開設するのと同等な効果を得ることができます。これは、チケット販売や 寄付受付などでも同様です。 また、PayBはポスター、雑誌、TV画面上などにPayBのQRコードを貼付・表示いただければ、更に 顧客の導線を増やすことができます。
■お客様サービスレベルの向上
スマートフォンを用いた払込票の支払、スタジアムにおける座席までのお届けサービス、弁当な どの持ち帰り商品の予約受付、店内における座席からのオーダーなど、これまでにない新たなサービスをお客様にご提供することが可能となります。
■クーポン発行
PayBの電子クーポン機能をご活用いただければ、紙のクーポンの印刷が不要となり、また、PayB ではクーポンが自動適用されることから、キャンペーン効果も更に向上します。
■キャッシュレス化・業務の効率化
PayBは、クレジットカードと銀行口座(リアルタイム口座振替)をベースに、お取引のキャッシュレス化を実現します。これにより現金の取扱いが不要になり、また、同時にPayBが提供する取引 一覧照会機能の活用など、業務全般の効率化が実現されます。
■訪日旅行者向けスマートフォン決済サービスとのパッケージング
PayBは、当社がご提供する「スマホ マルチ決済サービス」とパッケージでご提供します。これにより、訪日外国人旅行者向けのWeChatペイ、銀聯モバイル決済などのサービスのご利用も同時に可能となり、同じスマートフォン、同じ操作で、新たな決済サービスの導入と売上のUPを実現することが可能となります。 (例:コンビニ払込票決済イメージ)
お客様(消費者)のメリット
■ 利便性の向上 各種公共料金等の払込票の支払、スタジアムにおける座席からの注文、会員決済機能を用いた便 利なお支払、店内オーダーなど、PayBは従来にない革新的サービスと利便性をお客様にもたらします。
■ キャッシュレス PayBにクレジットカード、銀行口座(リアルタイム口座振替)の情報を登録しておけば、全ての 支払をキャシュレスで済ませることが可能となります。
■ 電子クーポン PayBの電子クーポンは、PayBでのお支払の際に自動適用されますので、使い忘れの心配がなく、 幅広い企業・店舗のクーポンを自動的に入手することができます。また、サイフに紙のクーポン をしまっておく手間もありません。
5. 今後の取組について
「Pay B」は、金融機関および事業会社等に向けたホワイトラベル(※3)提供を可能としたシステム設計としており、昨今のスマートフォンを活用した FinTech サービスを実現できるアプリとして非常に高い評価をいただいています。
今後は、金融機関および事業会社等でのホワイトラベル提供を推進するとともに、既にサービス提供を開始しているインバウンド決済サービスに「Pay B」を追加でセトし「スマホマ ルチ決済サービス(※4)」の新たな決済チャネルとして加盟店開拓を推進する予定です。 (※3 ホワイトラベル提供イメージ) 当社は、加盟店およびホワイトラベル提供先企業の販売チャネルの拡張、或いはオムニチャネル戦略を実現し、また同時にクーポン発行など強力なマーケティング機能のご提供なども含めて、売上および収益 の UP のご支援をいたします。 ※1・・・特許第 6027899 号 払込票を始めとして紙や画面に表示された請求情報を Pos レジのスキャナーやスマートフォン のカメラなどの読取り装置で読取り、請求金額の収納を現金、クレジットカード、銀行口座振替、 銀行振込、等の支払い手段で確認するとともに、請求企業が請求する請求金額データと照合する ことに対応する、収納管理システム、収納管理装置、収納管理方法、および、プログラム の特 許。尚、読取り対象とするデータは、数字、バーコード、QR コード、などの各種の手段で表示 された読取り対象となる請求情報すべてが対象となる。
※2・・・特許出願済(特願 2016-220702)
※3・・・「Pay B」のロゴやアプリのカラー等をカスタマイズ、提供先のアプリとして展開が可能 PayB ロゴやアプリ背景カラー等を 金融機関及び事業会社向けにカスタマイズ提供に対応
【関連リンク】 ビリングシステム株式会社 : http://www.billingsystem.co.jp/
PayBのリアルタイム決済は決済を変えるかも…
クレジットカードを登録するという形から、口座を登録して即時引き落とすということも選択肢になります。
クレジットカードというワンクッションがあった方が良い場合と、すぐに引き落とす場合と使い分けられる…
PayBに銀行口座をご登録いただくと、口座からリアルタイムでお支払いをすることができるようになります(リアルタイム口座振替/即時口座振替)。
ペイビーは使い方いろいろ、故に導入には情報リテラシーが求められるかも…
ペイビーはまだ公開されていませんが、導入にはある程度の決済やカードに関する知識理解が求められるかもしれません。
本当にいろいろな場面で使うことを想定しているため、大変期待しています。
ビリングシステム、フィンテックの何でも屋、縁の下の力持ちが日本の決済インフラを支えるかもしれませんね!
提携や加盟店もどんどん増えるかもしれませんのでワクワクします。