DMPのIPコアビジネスの現実性
IPコアビジネスは利益率が高いことで知られています。
何故かというと、“知識”を商品にするビジネスモデルであるからと言われています。
知識とは、最近注目の知的財産であり、ライセンスを与えることに対して対価をもらうタイプのビジネスであるということです。
つまり、採用する製品が増えるほど、DMPの売り上げは上がることになります。
似たビジネスモデルの先輩企業
ARMの時価総額は現在3兆円を目指しています。
ターゲット製品をパソコンからモバイル系向けに!
DMPは、世界最小サイズのGPU「ant」を開発(2014年7月31日公表)しました。
現在主要なスマートフォンに搭載されているGPUと 比較した場合の面積比は1/20、世界最小のコアサイズでありながら、低消費電力 かつ高い描画性能を搭載とのことです。
今後、ウェアラブル、IoT、車載IT、スマートハウス、スティック(装着型)PC、家電操作のタッチパネル化等によりCPU、GPU市場は前例が無いほどの急拡大が予想されています。
さらにGPU高速演算の重要性が増し、CPUとの統合の方向性があります。
提携によりライセンス拡大中
(株)UKCホールディングス、(株)ヤマハとの提携をし、 効果的な協業に向けて施策を準備中。
会社説明資料にも、「コンピュータビジョン技術とUKCグループのコア商材であるソニー製イメージセンサー等、 映像関連商材を組み合わせた自動車、医療分野等向けのソリューション開発」との文言が登場してきています。
任天堂とは信頼関係があり、Nintendo 3DSも快調に売上を伸ばしています。
参考記事
IPコアという“知識”を商品にするビジネスモデルを実践しました
ディジタル メディア プロフェショナル(DMP)の山本達夫代表取締役・CEO
ディジタルメディアプロフェッショナル IR情報
2014/11/14 2015年3月期 第2四半期 決算説明会
DMPの空売り、やみつつあり!
現在、売上高から判断するとDMPは割高だが、時価総額が低いわりに空売りが多い印象はあります。
前回の記事で取り上げましたが、3月末から4月にかけて少しずつ買い戻しの動きもあります。
兄弟と言われていた(株)モルフォ【3653】が大幅高していることもあり、DMPにも期待が増して来ているようです。