選挙銘柄としてのパイプドビッツからクラウド、多角経営、規模拡大!
時価総額 86億円 で、なんとなく選挙の時な株価が上昇するという印象があったパイプドビッツですが、実際はストック型ビジネスも持っているIT企業です。
幅広い業種で利用できる情報資産管理プラットフォーム
スパイラルは、人事から営業、開発のような様々な業務や、花屋さんから銀行のような幅広い業種でご利用いただける情報資産管理プラットフォームです。
パイプドピッツのスパイラルの優れた点
- データベース、メールマガジンを活用した顧客管理の改善
- 社内の問い合わせの一元管理・社内共有による業務効率向上
- 社内教育ツールのブラッシュアップ、コスト部門のプロフィットセンター化 など
SPIRALはWEB開発者の強い味方
スパイラルを利用すると、いろいろなWEBアプリが簡単に作れてしまいます。
例えば、会員サイトやECサイトなどの会員情報管理。
パソコンやスマホでホームページを見たりしていると、たくさんの会員情報画面に出会います。
ただ、これを一から作るとなると膨大なプログラミングが必要になります。
最近は無料のサービスやソフトウエアなどもありますが、会員登録して人にメルマガ配信して、イベント案内して、アンケートとって・・・などなど、新しくやりたいことが出てきたときには困ってしまいます。
そんな時もスパイラルならばやりたいと思ったことは何でも揃っていて、追加や編集も簡単だということで利用者が定着しているクラウドサービスなのです。
スパイラルで仕事のWEB管理
給与明細や経理面などもスパイラルなら簡単管理できます。スパイラルシリーズには青色申告決算書や所得税申告書の作成までを行える青色申告クラウドサービスもあります。
スパイラルの使い方・実践的な業務を研修する人材育成会社を設立
アナリスト向け説明会で、「鬼軍曹」的な人材を育成して、リクルート先の企業に貢献できたら・・・と。
選挙・政治関連銘柄としてのパイプドビッツ「政治山」
政治山は、自治体・官公庁に分散されている情報を集約した、政治・選挙プラットフォームです。
ネット選挙が話題になる前から選挙関連情報を配信するサイトとして不動の地位を築いてきました。
クラウド型の薬剤・医療発注システム「JoyPla(ジョイプラ)」
JoyPla(ジョイプラ)は、クラウド型の薬剤・医療発注システムです。卸との取り引き関係を変えずに、インターネット経由で薬剤、医療材料を一括で発注、管理できます。また、多くの病院にご参加いただき、卸、メーカーのご協力のもと、薬剤、医療材料を通常より低価格で仕入れることができます。
15億円の長期借り入れで傘下事業の支援と事業規模拡大中!!
マイナス金利の中、自己資本だけでは大きな事業拡大はできずもったいないということで、大規模な借り入れを行ったそうです。
資金は傘下の企業の支援を主に充てられるそうで、新規事業等がフラッシュアップされて売上貢献してくる期待もできます。
広告・アパレル向けECサイト運営、美容室向け電子カルテアプリなど、子会社化
面白い視点で事業展開準備中。
FinTechファンドへの出資
スパイラルは金融や支払いなど、フィンテックとの親和性が高いサービスです。そのほかの事業でもフィンテックの視点や新サービスについての情報や提携でシナジー効果は高いとみられます。
FinTech ファンドの運営者及びグループ会社には金融機関があり、FinTech による恩恵を受ける側でもあることから、投資対象に対する目利きに期待しているほか、出資を通じてFinTech に関連する情報収集を行い、またFinTech ファンドを通じて知り得る当社とシナジーの見込めるFinTech 関連企業への直接投資・提携等についても積極的に検討してゆけると判断したためだそうです。フィンテック関連になる可能性も大ですね。
ベトナムでC2Cマーケットプレイス事業の新会社!
MOKIという会社を設立および出資をして、将来の成長に投資。まだベトナムでは急成長のわりにIT面の整備は不十分。
とくに日本では定着しつつある消費者が消費者に対して販売する(個人TO個人)のビジネスプラットホームには確かに見込みがあります。
JR東日本企画と共同出資のWEB広告会社
jeki・インタラクティブ・コミュニケーションズを設立。広告事業を担っている「ゴンドラ」との連携でシナジーも。
個人情報流出という事故を受けてセキュリティが強化されている
スパイラルでは、マイナンバーなどの重要な個人情報を管理するシステムになっています。
2016年6月、アパレル特化型ECプラットフォーム「スパイラルEC」により構築されたサイトにおいて、外部からの不正アクセスがありニュースになりました。
この後の対応は潔く、その後の対策もしっかりされていた印象があります。既存のお客様への説明に時間を費やし、新規の営業を1か月間完全にストップして対応したとのことです。
1か月分は売り上げは減りましたが、さらに結束力も高まり、挽回に躍起になっているとのことです。
下北沢の情報サイトとリアルなお祭り・商店街活性まで…!
政治関連銘柄としてのパイプドビッツでしたが、実際にはIT企業です。
ですが、パイプドの魅力的な部分は、単なるIT企業でなく、政治・経済・世論などを反映したビジネスとして、社会問題などにもITと現地の両方で取り組んでしまうところです。
もちろん現地での取り組みが莫大な収益につながるかというとそうではないと思いますが、大企業から政治家や個人事業主までを包括的に顧客とするパイプドHDは、生の社会の声やリアクションを大切にする風習があるように感じられます。
このような人間的なところも併せ持った企業、これからの社会で、常に社会的な意義を探しながら仕事していけそうで楽しみだなぁと感じます。
17年2月期、営業利益10億円を目指す計画は果たして・・・!