7707 プレシジョン・システム・サイエンス(PSS)と注目のバイオ銘柄6選

ここ数日は、そーせいやカルナバイオサイエンスのニュースがあり、盛り上がりを見せているのがバイオセクターだ。

バイオの上場企業は長い間赤字が続くが、その研究成果が身を結び始めると非常に大きな収益になる。

しかし、とんでもない革新的な製品を発明しても、ビジネス的に優位に進められなければあまり利益にならないこともあるのです。

特に、経営者がライセンスビジネスや、製薬系などでの導出関係の経験が無かったりすると万年赤字サイクルに入ってしまい、更に開発に費やしたお金や時間分の売り上げを回収できない場合も・・・

そんな中で昨年からこのブログでも取り上げている 7707プレシジョン・システム・サイエンスに再注目が集まっています。

第30期第2Q連結業績は、対前年同期比増収減益となりました。主な増収要因として、キアゲングループが行っているエボラ熱検査対応のために、米国FDAの認可承認を受けたDNA自動抽出装置の追加受注があった事とアボットグループ向け検体前処理自動化装置の出荷が順調に推移した事によるものです。それに対して、減益要因として、エリテックグループ向けに上市を控えた全自動遺伝子診断システム「geneLEADXII」のソフトウェア改良により、研究開発費が大きく膨らんだ事による費用増加が主な理由です。

PSSは、遺伝子診断市場のトレンドを捉え事業フィールドを研究開発分野から臨床診断分野へ移行し、製品構成は装置中心から試薬・消耗品ビジネスへの転換を掲げ、3ヵ年の中期事業計画を策定しています。その計画に対する第30期連結業績見込みは、期初に見込んだ以上の研究開発費等により費用増加要因はあるものの、売上高は当初計画の45億円を大きく上回る50億円を見込んでおり、事業展開は着実に進捗しているものと考えています。
第30期中間期においては、中期事業計画に沿ってアボットグループ向けの製品出荷、エリテックグループと「geneLEADXII」に関してOEM供給契約を締結しました。それと同時に、アボットグループ向けの試薬製造受託への対応並びに、エリテックグループ向けDNA抽出試薬の製造を開始するため大館試薬センターが本格的に稼働開始致しました。
今後は新製品の開発・販売活動と臨床診断許認可(FDA、IVD等)対応を進める事により、株主・投資家の皆様の期待に応える成果を着実にお見せできるよう事業を推進してまいります。

投資家の皆様へ |IR・投資家情報|プレシジョン・システム・サイエンス株式会社 | Precision System Science Co., Ltd.

 

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エボラウイルスの検査でも活用のPSS製品

15年6月期はDNA自動抽出装置は、エボラウイルスの遺伝子検査に利用され出荷が好調です。

研究開発費の低減や秋田県への工場進出(大館試薬センター)に伴う補助金などを計上し、営業段階から赤字幅が縮小。

16年6月期もバイオ関連機器の販売伸ばし、増収、営業黒字転換目指しています。

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7707プレシジョン・システム・サイエンスの注目の特許

特許 生体関連物質測定用チューブおよび定量システム

http://ipforce.jp/applicant-18336-4-1-2015?tabid=1

特許 複数種の目的物質を同時に検出又は定量するための分析方法及び分析キット

http://www.google.com/patents/WO2014065221A1?cl=ja

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バイオセクターの方向性

バイオセクターの銘柄は『黒字バイオ』と『赤字バイオ』に別れそうです。

黒字になるためには、利益だけでなく、会社の体質が変わらないとならないです。

赤字慣れ、低採算慣れしてると、契約内容などに不慣れさがでて、どんなすごい開発をしても利益がでないこともあります。

利益が出ないということは、ある意味、研究の良さを他者に対して良い形に変換できてないという可能性があります。

ためになる形として提供でき、応援者が増えるよう

 

この点を踏まえると、プレシジョン・システム・サイエンスの将来性は明るいと考えています。

私自身、予防医学などに関心があり、これからは病気にならないための予防と、病気に適切な治療を提案するための診断は重要になるかと思います。

また、医師の業務軽減と誤診の減少のために、臨床での診断や検査は自動で行える機器は必ず業界スタンダードになると考えています。

時価総額も200億以下です。下値不安も少ない実績あるバイオ企業だと思います。

 

私は、バイオセクターでは、以下の銘柄を打診買いです。

注目のバイオ銘柄6選

ちなみに、4565 そーせいグループ(株)、7707 プレシジョン・システム・サイエンス はある長期的にありかと思います。

他はバイオの盛り上がりに便乗で連れ高イメージです。

どの企業も魅力的ですが、1発あっても次が続くかはちょっと不安なところです。

メドレックスやリボミックは、薬などの作用の仕組みの部分の研究としてはかなり独特で、実際に貼り薬や吸収方法などを活用して製品化することを他企業とも行っています。

このような提携での製品開発がうまくいけば、予想外に早くロイヤリティが入るかもしれませんが。。

 

バイオ関連企業は、利益はもちろんですが、これらの企業の取り組みや開発を調べると人間の営みとどう関係してくるのかを考えることができます。

投資やビジネスとしてだけではなく、世界の健康や安定のために寄与する製品かどうかという根本視点でこれからも考えていきたいと思います。

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