2016年7月15日にライン株式会社の上場に向け、最新LINE関連銘柄分析

フリークアウト・ホールディングス

2016年6月最新ラインLINE関連銘柄。アドウェイズ株を買うイナゴ投資家は、LINEフリーコインが今は無い事を知っているのか…上場で収益構造の変化、事業拡大、Official Web Appとしての価値に注目。LINEの下請け?元請け?出品者?

とうとうラインの新規上場が2016年7月15日だと日本証券所グループから正式に発表されました。

→ 新規上場会社情報 | 日本取引所グループ

ラインは既に日本では知らない人はいないというような定番アプリになっており、上場したからと言って何か変わるのかという疑問があります。

ラインとしては海外やシステムの拡大と債務返済などに調達した資金を充てるようです。

市場でライン関連が右往左往、ライン上場でメリットあるの?

さて、本題ですが、LINEが上場してメリットがある会社はどれくらいあるでしょうか?

まず、現在のLINEはネイバーの100%子会社、つまりキャピタルゲインを直に受ける企業はネイバーしかありません。

広告やスタンプがラインの収入源となっていますが、そこに出品したり取引のある企業は上場したから業績アップという構図は成り立ちにくいです。

ラインの事業規模が拡大して、海外へ、そして人工知能やビックデータ解析で広告や物販、利用料などのアップがあったとしても、その成長率はある程度…という印象ではないでしょうか?

2016年6月最新 主なライン関連銘柄(LINE関連銘柄)

3622 ネットイヤーグループ

  • LINEユーザーにクーポンや店舗情報を送信する『LINE@』で、ネットイヤーの子会社がLINEアカウントの開設から運用支援までを一手に引き受ける代理店

2489 アドウェイズ

  • 2013年代理店契約を締結し「LINE フリーコイン」の販売を開始

6094 フリークアウト

  • 2016年フリークアウトの子会社であるM.T.Burnは、LINEと資本業務提携契約の締結
  • フリークアウトが開発、提供するモバイルマーケティングプラットフォーム「Red」は、LINE株式会社が提供する広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform」と、唯一のRTB接続パートナーとして連携し、広告配信サービスを提供

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4644 イマジニア

  • 2015年「LINE GAME」において「LINE リラックマころろんパズル」の提供
  • 2016年「灰と幻想のグリムガル」LINEスタンプ提供

2484 夢の街創造委員会

  • 2016年 共同で LINE のアカウント基盤を活用した新しいビジネスモデル構築を行う。
  • 本年7月(予定)から、LINE ユーザー向けの「出前館」サービスを開始。
  • LINE オートログイン機能、「LINE ポイント」、「LINE Pay」等の実装により、LINE ユーザー向けの「出前館」サービスの利便性を高める。
  • 「出前館」加盟店を対象に、ビジネス向けアカウント「LINE@」の導入・活用によるマーケティング支援サービスを提供し、加盟店の売上拡大をサポート。

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3661 エムアップ

  • LINEスタンプの「スタンプデコ」などを手掛けている

3815 メディア工房

  • LINE占いお悩み相談所で「花凛 100 万人感涙サロン」サービス展開

3686 ディー・エル・イー

  • 「LINE. クリエイターズ着せかえ」にて、同社の人気キャラクター「秘密結社 鷹の爪」の着せかえ
  • 「LINE LIVE」 で好評の「MEN喰い!オネェコ」のLINEスタンプとLINE着せかえ
  • 他、アニメーションスタンプ等

7844 マーベラスAQL

  • 『幕末Rock』のキャラクタースタンプを配信
  • スマートフォン向けお手軽アクションRPG「らんらん勇者」などをLINE GAMEに配信

2389 オプトホールディング

  • LINE ビジネスコネクト配信ツール「TSUNAGARU」

メディアドゥ

  • LINE Pay、メディアドゥの電子書籍配信プラットフォーム「Contents Agency System(CAS)」との連携、代表加盟店契約を締結

3775 ガイアックス

  • Facebook、Twitter、LINEを始めとしたソーシャルメディア活用支援および運用代行、投稿監視

3627 ネオス

  • 「LINE(ライン)」公式スタンプ『水森亜土』、「LINEクリエイターズ着せかえ」でも

LINEの下請け?元請け?出品者?で関連銘柄を判断

こうしてLINEと同関連しているかを見るとわかってきますが、ただスタンプを出しているというだけだと、やっぱり弱いという印象です。

LINE本命と言われるアドウェイズは本当に本命なのか!?

例えば、ライン関連銘柄の代表格のアドウェイズですが、本業の広告事業やデータ事業ともちょっと違った仮想通貨の国内販売代理店提携です。

そこが評価されて、ブロックチェーンだとかビットコインだとかとの複合イメージで一気に噴き上がったと分析していますが、投資家の印象に残っているのかもしれません。

ただ、上場したからといって業績に直結する何かがあるかというと何とも言えないかと思います。

アドウェイズ株を買っているイナゴ投資家の何割が、LINE フリーコインが現在は無いことを知っているのか…

結局2016年4月ころでしょうか、「LINE フリーコイン」が「LINE ポイント」と「LINEコイン」に生まれ変わり、貯めたコインの使い先がぐんと広がっています。

だいぶフリーコインの取り扱いが今年に入って変わってきていますが、ポイントを交換できる仕組みを提供しているのがアドウェイズなのでしょうか?

正直、現在のポイントがどの程度通貨の代わりとして流通して、アドウェイズがポイントの代理店としてどの程度売り上げているのかも調べた範囲では定かではありません。

株価はイメージだけでも上昇する、しかし化けの皮は剥がれ、関連銘柄を巻き込む

ライン上場だーーーー!と群がり、

ライン関連を買えーーーー!!と株価が上昇します。

ラインの方もできるだけ高い額で上場して資金調達をしたいため、上場までにいろいろな小ネタを出してくることは期待できます。

ただ、その小ネタと上場そのものの話題がでることを期待していても、どんな関連のある銘柄かを認識しておかないと負けます。

ラインに関していえば、上場による収益構造の変化、事業拡大、Official Web Appとしての価値に注目

ラインの収益はスタンプが結構なウエイトを占めていました。

ただ、今後は広告や他社と提携したOfficial Web App、通信事業などにも広がっていく方針を示しています。

ラインのユーザーは大変多いです。さて、そのような中で本当にラインを通して収益につながるのはどの企業でしょうか?

ラインのプラットフォームへの出品者よりも、ラインにプラットホームを提供する関連銘柄のほうがメリットが大きい気がしています。

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