ナガオカは石油精製・石油化学プラント用の内部装置、取水用スクリーンのほか、水処理装置の製造も。

ナガオカは、2015年6月に東京証券取引所JASDAQスタンダード市場に上場しました。

現在のナガオカの株価は底からの上昇基調を呈しています。時価総額は40億程度ですが、事業の規模はとても大きなものです。

世界のエネルギープラントを中心に支えてきた企業でしたが、現在は各種特許も取得して水処理の技術、実績ともに兼ね備えています。

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ナガオカはどんな企業か?

ナガオカは、限りある資源を有効活用する独自の技術で、生活に欠かせない水やエネルギーの安定供給と地球環境の保全に貢献しています。

水事業では、地下水取水の「ナガオカスクリーン」と環境にやさしい水処理設備「ケミレス」により、新たな水資源を創出しています。また、有害物質除去設備の「エアシス」に加え、海水を取水する技術「ハイシス」の新規開発に成功。水分野における“進化と深化”を続けています。

エネルギー事業において、「スクリーン・インターナル」の納入実績は65か国以上にのぼり、認証サプライヤーとしての地位を確立してきました。今後もその優位性を持続して享受できるよう、競争力強化ならびに新技術開発に努めていきます。

豊かさを次世代に引き継ぐこと——これこそがわれわれの社会的使命であると自覚し、その責任の一端を担うことにプライドを持ちながら、ナガオカとしての存在意義を発揮していく所存です。   代表取締役社長 梅津 泰久

 

引用:会社情報(社長メッセージ)|株式会社ナガオカ (引用日2018年1月5日)

日本国内では、1,000以上の浅井戸、世界30か国以上に広がる水ビジネス

ナガオカは、長年培われた取水技術を用いて、地下ダム集水井や海水取水、河川浄化プロジェクトなど様々な取水+水処理の総合提案をしています。

また、海外でも採用実績が増え、

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ケミレスは、薬品を使用せずに地下水を飲料水の基準まで処理

水道の浄水が一定水準に達している日本でも、水道水を飲む人は減っています。世界には水飢餓と言われる脱水による死者はまだまだいる状態で、安全な飲み水・衛生を保つための浄水ができることが望まれています。地下水には、人体に有害とされる鉄・マンガン・アンモニア態窒素が含まれていることがあり、これらを浄水する方法はいろいろありますが、ナガオカは薬品を使わずに高速にろ過する技術を持っています。この画期的な水処理装置をケミレスというパッケージで打ち出しています。

高速海底浸透取水システム ハイシス (HiSIS) は日立造船と共同特許取得

現在の海水淡水化は膜法(RO 膜法)が主流となっていますが、MAX50%しか淡水化できません。よくウォーターサーバーの水などでRO膜という言葉を聞くようになりましたね。

50%しか淡水化できないということは、その倍以上の水を取り込まなくてはならない上、異物を取り除くためのろ過してからでないとRO膜を通せず、しかも海洋微生物などが付着してしまうなどいろいろな問題もあり大規模なプラントになってしまいます。

ナガオカは、コア・テクノロジーでもあるナガオカスクリーンを応用して、画期的な海水取水システムを日立造船株式会社と共同で開発しました。それが「高速海底浸透取水システム ハイシス」であり、海水淡水化プラントの大幅なコストダウンになります。日立造船は海水淡水化事業を成長させ、世界でシェアを獲得するべく積極的な投資が行われており、それはナガオカのにとってものと期待しています。アブダビや中国などで実証実験が行われており、この報告が第一の期待で、その後順調にスタートが切れれば需要はかなりあるものと見通しています。

無薬注の技術を応用した上に、驚異の無動力運転。世界が賞賛した新システム「エナレス」「エアシス」

農業、工業、生活用水や洪水調整のために世界中で建設されているダム。いま、そのダムの水が、地域発展のあおりを受けて汚染の一途をたどっています。ナガオカのエナレスは、ダムの水位を利用した無動力運転を実現したばかりか、環境への負荷がない無薬注システムで、汚濁と異臭に悩む長興県の方々の悩みを解決、安全でおいしい水を提供しています。

また、それと同時に厚生労働省が定めた「水道水水質基準」「快適水質項目」の基準値をクリアする揮発性有機化合物(VOC)、遊離炭酸の除去装置「エアシス」は東京都水道局と共同特許出願中ということで、こちらも実用のめどが立てば、ナガオカと東京水道局とのタッグでエナレスおよびエアシスが導入され、藻やアオコ等による異臭などの悩みが解消されていくかもしれません。

土壌汚染対策のエンバイオ・ホールディングスにエアシスPLUSを独占提供

ナガオカのエアシスPLUSは主にベンゼンなど地下水中のVOCを無害化する装置で、ガス吸引機能も有している為、土壌内もしくは井戸内で有機化学物質が気化している場合でも処理が可能になります。エンバイオホールディングスは土壌汚染対策の企業ですが、国内や中国をはじめとする海外の土壌汚染から、水汚染にも需要をとらえ、ナガオカのエアシスPLUSを独占販売契約しています。

ナガオカの時価総額はまだ40億程度

水の問題はこれからますます重要となります。例えば中国では水不足が問題となっており、日本の北海道の水源地が買い漁られているというニュースもありました。

新鮮な湧き水が湧く日本は恵まれている方ではありますが、世界の水のほとんどは海水です。残りの淡水でも、鉄・マンガン・アンモニア・ヒ素などいろいろな汚染物質が含まれており、そのままでは飲めない水です。これらを解決する技術・装置を求める需要は伸びることでしょう。

ナガオカは赤字が続きましたが、その間にも年に数件ずつ水処理に関する特許を取得し、オンリーワンの技術を開発しています。

ナガオカのホームページを見ると、いろいろな水処理についてとても分かりやすく解説されています。

ケミレス、エアシス、ハイシスなどシンプルながら特徴をとらえたネーミングも採用の広がりを感じます。

海外含めたくさんの実証実験が既に行われており、これらが成果を出すであろう2018年からはナガオカの飛躍となると予測しています。

親会社のハマダとの協力体制、日立造船との海外展開など、基盤が整って黒字化したナガオカですが、時価総額はまだ40億円程度です。注目されるのが楽しみです。

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