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ギリシャは実質的にデフォルト、ただ脱ユーロできないのでIMFも猶予を

バルファキス財務相は、ギリシャがユーロを導入する直前の2000年に、将来のユーロ圏脱退の可能性を排除するため当時の通貨ドラクマの輪転機をすべて処分したとのこと。

つまり、もうユーロ以外のお札が刷れません。

それを理由に借金踏み倒し作戦に見えるが、国際通貨基金(IMF)は1日、財政危機に陥ったギリシャに対する融資の返済が1年以上にわたり滞り、同国が財政再建への協力姿勢を見せない場合、IMFから強制脱退させる可能性があるとの見解を示しました。

実質的には1年は猶予をあげようという状況になった。ギリシャが国際通貨基金に対して計212億ユーロ(約2兆9千億円)の債務を抱えているのです。

このうち6月30日が返済期限だった約16億ユーロだったが、返済できなかったわけです。

IMFはギリシャを「延滞国」に区分し、融資返済まで新たな資金援助を実施しないと決めて、ギリシャの信用をがた落ちにしました。

しかし、IMFはギリシャを脱退させないためにとりあえず1年先延ばしということになりそうな状態です。

実は過去にもIMFの支配から脱退したいと宣言した国もありました。IMFにはいろいろな側面があるのです。

IMFは脱退をさせない理由がある

まず、IMFという機関についてですが、為替相場の安定を図ることなどを目的に1944年7月にアメリカ合衆国ニューハンプシャー州のブレトンウッズで開かれた国際連合の「金融・財政会議」のブレトン・ウッズ協定によって、戦後復興策の一環として国際復興開発銀行と共に1946年3月に29ヶ国で創設されました。

つまり、アメリカ主導で創設された機関なのです。1947年3月にIMF協定が発効し実際の業務を開始し、国際連合と協定を結び国連の専門機関となりました。そして、IMFは世界銀行と共に、国際金融秩序の根幹を成すようになっています。

IMFの業務としては、加盟国の経常収支が著しく悪化した場合などに融資などを実施することで、国際貿易の促進、加盟国の高水準の雇用と国民所得の増大、為替の安定、などに寄与する事を目的としています。 また、為替相場の安定のために、経常収支が悪化した国への融資や、為替相場と各国の為替政策の監視などを行っている。各国の中央銀行の取りまとめ役のような役割を負っています。

この業務は以下のような見方もできるわけです。キリスト教圏では、思想的にすべての「秩序」を解明して、神に近づくという指向性を持っています。

秩序というのは数学の公式のようなもので、現代ではアルゴリズムのようなものとなっています。

科学の立場では、人間の経済や社会という「生態系を数学に」しようという思考があるのです。そして、その数学の秩序を解明するならば、自分たちに都合がいい形にしたくなるのです。

さらに秩序の公式が見つかると、今度は自分たちでその秩序をいじりたくなります。

遺伝子組み換えのようなもので、秩序プログラムを変えてしまえば、生まれる社会は変わり、それに沿って営む人間の生態系も変化するのです。

資本参加(借金を貸したり、投資したり)すると、貸主はいろいろと口出しできるようになり、相手は服従するという力関係ができます。

このような力関係を利用して、IMFは一応会議を開きますが、上層部で都合が良いような政策や緩和を押しつけていくことができるのです。

報道写真家から チャベス大統領、IMF・世界銀行から脱退へ

借入金が存在するあいだは借入れ国はIMFに対して絶対的な服従を強いられる。それは「占領」政策というにふさわしい。当該国の主権は著しく侵される。IMFはお決まりの「規制緩和、自由化、民営化」を振り回し、金融政策とは関係のない政治や社会分野での法改革や制度改革まで強要する。IMFの目的は政治経済社会を欧米流に「構造改革」することだ。そして、いつも同じ結果が生じる。倒産と失業の増加。税金や公共料金、物価の上昇。教育や福祉政策の縮小。衛生医療環境の悪化などだ。当該国の国民は多大な苦痛と犠牲を強いられる。そして、外国企業や外国資本が利益を享受する。

IMFの「占領」政策の結果、社会不安や不満が増大し、暴動が生じることもある。これは「IMF暴動」と呼ばれる。過酷な「占領」政策によって暴動が発生し、社会が混乱することまで、あらかじめ計算済みということだ。IMFは当該国の国民生活をそこまで平気で追い詰める。一度IMFの占領政策を受けた国は、IMFに対してぬぐいがたい憎悪をもつ。

ギリシャを救うクラウドファンディング、2億円に近づく

ギリシャは借金を返さないということについて、それ自体は確かに良くないことですが、IMFや世界銀行というものに対して良いイメージを持っていない人もおります。

またギリシャの歴史や国の魅力などから、ギリシャファンも多くおります。

テレビや新聞などのメディアは、単純に借金を延滞している悪者仕立てにしますが、その借金というものがどのように生まれてきたのかということを考えていかなければなりません。

ヤミ金やサラ金は、返せないことが分かっていてお金を貸すことがあります。

「こうすれば金返せるだろう」と、あやしい仕事を紹介したり、やってはいけない方法を指示したりすることもあります。

見方を変えれば、世の中のお金のやり取りはほとんどこのような関係性をはらんでいます。

今回のIMFも、ギリシャの政治に圧をかけますし、借金の返し方の指導が入ることでしょう。

ギリシャを救うためにクラウドファンディングも動いているそうです。

ギリシャを救うクラウドファンディング、2億円に近づく 2015.7.2

ギリシャが現在必要とする16億ユーロ(約2,200億円)を集めるキャンペーンが「Indiegogo」で始まった。一時サーヴァーがダウンするほどの大きな反響を呼んでいる。

面白い動きですね。

世界の自己実現レベルに達している層の方は、余力を自己実現を越えて、コミュニティの発展に当てる傾向があります。

マズロー心理学の欲求段階は自己実現で終わっていますが、おそらくその一つ上の欲求はコミュニティの発展なのです。

資本主義のモノサシだけでは測れないこの領域は、これらの世界をリードしていくことでしょう。

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