平らな状態から急落するチャートがナイアガラの滝にみえるのでナイアガラと言われるようです。
株式投資やFX為替取引を行っていると遭遇します。
撒き餌でたくさんの投資家が集まったことを「イナゴ」と言いますが、仕手や著名人が買っているなどといううわさが流れ、出来高が急増したあと、大きな売りが出てたちまちナイアガラになるということが起きます。
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ナイアガラは信用買いがたまり、売り抜けと空売りが上乗せが多い
ナイアガラになる傾向として、信用買い残りの増加が顕著な時に起きやすいです。
信用買いがたまっていて、かつ天井付近や投機的に短期資金が流入しているようなときは注意です。
例えば、テクニカルな面だと出来高加重平均取引(VWAP)が上に急に抜けるか下に抜けた場合、機関投資家の自動売買が一気に売りに連続注文を入れるというシステムになっていることがあります。
最近は大きなブロックトレードは減ってきている代わりに、VWAPなどを使って小刻み注文で上下の値幅を取る傾向があるように感じます。
ナイアガラ急落後の株価は?
ナイアガラによって信用で買っていた人が投げれきれば上昇に向かう可能性はあります。
ただし経験上ナイアガラ後には、信用買いの追証投げ売り、追証強制決済が重なり、売りが立て続けに数日でるということが多い気がします。
これも株価が動いた理由や、その銘柄の持つポテンシャル、近い将来にある材料などいろいろ加味して判断する必要があります。